2026年7月、足育アドバイザー®養成講座第19期が始まりました。
全国から集まった16人の受講生が、最初の課程となる2日間のオンライン講義を受講しました。
受講生には、看護師、理学療法士、作業療法士、義肢装具士、柔道整復師、保育士、介護やフットケアに携わる人、ピラティスインストラクターなど、さまざまな職業や活動背景を持つ人が集まりました。
乳児期から高齢期までの足育について、発達や運動、靴、皮膚や爪など、さまざまな視点から学びました。
- 足育学(乳児期) 講師:玉島麻理
- 運動発達学 講師:石井浩子
- 足育学(学童期) 講師:小野直洋
- 足育学(成人期) 講師:小野直洋
- 足育講座ガイドブック解説 講師:協会理事
- 皮膚科学・足育学(高齢期) 講師:高山かおる
- 靴学 講師:藤井恵
- 足計測の手引きとアドバイス解説 講師:協会理事
- フットスタンプの見方とアドバイス 講師:小野直洋
第19期の皆さんは、今回のオンライン講義を皮切りに、オンライン実技、対面実技、認定課題へと進み、足育アドバイザー®の認定を目指します。


受講生から寄せられた各科目の感想
各科目の振り返りから、受講生の感想の一部をご紹介します
足育学(乳児期)
保育士として働いているので、乳児期の足育学はとても興味深く受講しました。
最近の0歳児さんは、高這いをする子はかなり少なくなっているように感じます。
高這いの重要性を知り、しっかりとはいはいや高這いを経験できる環境を整えていくことが大切だと感じました。
全ての内容が、今後の仕事に大いに生かせるお話で、保護者にも伝えていければと思います。
寝返り、ずり這い、四つ這い、高這いなどは、歩くための準備をする期間であり、歩き始めるまでを焦らず、ゆっくり堪能していく時期なんだなと改めて実感できました。
また、それぞれの時期で気を付けてみるべきポイントなども学ぶことができて良かったです。
運動発達学
生活のリズムが運動発達にとても大切であることを学びました。
「脳は睡眠でしか回復、修復できない」ことを知り、これは子どもに限らず大人にも当てはまることだと思いました。
その睡眠をより効果的にするためには運動が大切であり、その運動の種類も五感を発達させる全身運動が大切であることを学びました。
テレビやゲームなどの娯楽がたくさんある中で、体を動かす遊びの楽しさを子どもたちに伝えることが少しでもできればと思いました。
私の子どもたちが通った保育園は、外遊びや手遊びなどを中心に、テレビは一切見ない環境でした。
反面、小学校に向けて字を覚えるなどの勉強はなかったので、入学後は苦労しましたが、今回の講義を受けて、この保育園に通わせて良かったと思いました。
勉強はそのうちできるだろうけど、小さい頃の遊びはその時だけなので、将来の健康にも繋がることをもっと認知されていくといいなと思います。
足育学(学童期)
発達の段階を踏まずに、その瞬間だけのパフォーマンスや結果を求めがちですが、発達段階を踏まえて、その時期に合った適切な能力を伸ばす長期的な視点を持つことが必要だということを知りました。
周りの大人が正しい知識を持つことが重要であること、そして、人生をよりよく生きるためには、運動することや身体を動かすことの楽しさを感じる経験が大切だと感じました。
足育基礎講座でも講義していただきましたが、小野先生の寄り道話は非常に興味深く勉強させていただいております。
ゴールデンエイジや長期的アスリート育成など、普段の生活では聞きなれない用語も、学童期における発育にとても大切なことだと勉強になりました。
成長痛やモートン病など今の仕事に通じる内容で、さらに知識を得ることがでしました。
足育学(成人期)
フレイル、ロコモティブシンドローム、サルコペニアなど、混同していた部分があり、今回の講義の中で理解を深めることができました。
生活習慣が体に及ぼす影響を思うと、学んだり知った知識を活かしていく努力は必要と思います。
靴ひもをきつく締める行為や、緩い靴を変更するなど生活変容できるかどうか。生活変容できるように上手に説明できる話術も必要になると思います。
そう思うと大人の生活を変えるより、子どものうちにしっかりと靴を履くことができるようになることが大切だと思いました。
「子ども達がじいさん化ばあさん化している」という言葉に驚きました。
痩せ志向の女性がそのまま子どもを産むと、小さく生まれ、そしてその子は早く閉経し、骨粗鬆症になるという話もありました。
子ども達が元気に育つ為には、母親になる人たちから教育して行く必要があると感じました。
今回、私達が学んでいる様な内容を、世の中の人たちに伝えて行くことが大切だと思いました。
足育講座ガイドブック解説
言葉選びや資料写真の文字の入れ方だけでも相手の捉え方が変わってしまうので、人に伝える時は色んなことを想定しながら正確に分かりやすく伝わるようにする必要があるということがよく分かりました。
普段、インターネットのフリー画像など著作権など気にせずに使用していましたが今日の講義を聞いて、出元を確認したり明示することが大切だと感じました。
皮膚科学・足育学(高齢期)
巻き爪に関して、足の専門校で習い、現在は訪問フットケアを通して巻き爪処置に関わらせていただいています。
講義の内容を聞いて、基本の振り返りと、新たな皮膚疾患の知識を知るなど、濃い内容の講座でした。
特に介護保険法第4条「国民の努力及び義務」について、まず、このような内容の法律があることを知りませんでした。
「子どもの時から少しずつ教え込んでいきたい」という高山先生のお話しに、そうだなと同感しました。
巻き爪の原因で足趾間力や足関節背屈可動域が関わっているというお話を聞いて、高齢になると筋力低下を気にして運動はする方はいてもストレッチ(特に足関節や足趾)を積極的に行っている方は少ないのではないかと思いました。
足や爪のトラブルはどの世代にもあり、早い段階での治療が悪化を防ぐことができるのだと思いました。
また、爪のトラブルについて、爪の切り方の間違いや合わない靴を履くなど、日常的にしていることを気を付ければ防げる内容もあると知り、家族や自分自身でも実践していこうと思いました。
靴学
靴の歴史がとても興味深かったです。
靴のパーツの多さや、一つ一つのパーツにちゃんと意味があることを知り、いろいろな人に伝えたいと思いました。
くつべらは、きつい靴を無理やり履くときに使用するもののイメージでした。
そうではなくて、自分の足も靴も優しく守れるように使用するものなのだと感じることができました。
フィッティングのポイントで「心に合わせる」「サイフに合わせる」「足に合わせる」という3つが印象的でした。
足育の勉強をしていて、ついつい「足に合わせる」ことだけに捉われてしまいますが、心やサイフに寄り添う気持ちを忘れないようにしたいと思いました。
また、靴下のサイズについて、今まで気にしていませんでした。
同じ表記のサイズでも小さいな、大きいなと感じたことはありましたが、靴下が足のトラブルに繋がるという認識がなかったです。
子どもの靴下に関して、保育の中で、子どもが自分で履けた、出来たという点に目を向けることが多く、そこまで重要視していなかったな、と反省しました。
日々何気なくやっていることを見直し、「靴」「足」に対して保育者や周りの大人が丁寧に関わることが、子ども達にとっての積み重なりになっていくと思います。
足計測の手引きとアドバイス解説
これまでは靴のサイズだけを基準に考えがちでしたが、足長だけでなく足幅や足囲、左右差などを総合的に確認することの重要性を学び、一人ひとりの足に合った靴選びには正確な計測が欠かせないことを理解しました。
また、計測結果をもとに保護者へ分かりやすくアドバイスすることで、靴選びや履き方への意識を高め、足のトラブルを未然に防ぐことにつながると感じました。
専門的な内容を相手に合わせて分かりやすく伝えることも、足育アドバイザーとして大切な役割だと思います。
今回学んだ知識を生かし、正確な足計測と丁寧なアドバイスを心がけながら、子どもたちが健康な足で成長できるようサポートしていきたいと思います。
フットスタンプもゲージも初めて扱うものなので、難しそうだなと感じましたが、使い方や注意点などテキストを復習しながら実際に手に取って試してみたいと思いました。
どうやってやるのか、やってみてどうなのか、実際にやってみないとわからないと思うので、時間のある時に練習し、どんな風にできるのかどんなところが難しいのか実体験してみたいと思います。
その中で、難しいポイントや、押さえておくポイント、何を知るためにやっているのか等をテキストと照らし合わせながら体感して掴んでいけたらと思いました。
フットスタンプの見方とアドバイス
実例がたくさん紹介され、アーチの比較画像を載せて下さっていたので、とても分かりやすかったです。
スタンプの濃淡で圧が変わる程度の知識しかなかったため、読み取り方がとても勉強になりました。
自覚している足の着き方と、スタンプでは相違がある方が多いと思うので、それらを前向きに楽しみながら足に興味を持ってもらえるように、伝え方を勉強します。
フットスタンプの目的は「足を可視化し、足に興味をもってもらうため」ということ。
数年前に足計測のイベントに参加した時に、初めてフットスタンプをとってもらって、自分の足に興味を持ったことを思い出しました。
自分で上手く読み取りできるようになるのはなかなか難しそうですが、経験を積んで読み取りできるようになりたいなと思いました。
良いところを見つけて被計測者に寄り添うような心がけができるように、頑張ろうと思います。
2日間の講義を終えて
2日間の講義全体を振り返って寄せられた感想の一部をご紹介します。
内容の濃い2日間で、とても楽しかったです。
特に、靴の大切さを再認識しました。
「1日ぐらいいいだろう」と、靴ひもをきちんと締めずに出かけることもありましたが、脱ぐ時は都度靴ひもをゆるめ、履くときは締めてと、まずは自分の行動から変えていきます。
靴ひもを締めるとやはり、足の運びが軽く、履きやすさを実感します。
その感覚を、多くの人に伝えられるよう頑張ります。
靴と共に靴下も見直し、まずは変えられそうな部分からじわじわ攻めていきたいと思います。
ありがとうございました。実技もよろしくお願いいたします。
足育基礎講座や著書で「0歳からの足育」と言われており、歩く前から何ができるの?と思っていました。
しかし、講義を通して抱き方や座らせ方、抱っこ紐の使い方、育児用品の使う時間を見直すなど、できることがたくさんあることを知ることができました。
職場では、0歳から小学生までのお子さんと関わることがあるので、運動面からだけでなく、姿勢や靴など視野を広く持ち利用者を支援していきたいと思います。
自分自身、紐靴を毎日履いていますが、くくり直しをせずに履いているので履き方を改めます。
子どもと一緒にかかとトントン、ギューを習慣にできるようにしていきたいと思います。
フットケアの仕事をしていく上で、足を大切にすることは自分自身を大切にすることと思っています。
今回、足育アドバイザーの養成講座で学ばせていただいた内容は、私自身の思いと通じるものがあり、とても有意義で楽しい時間でした。
足育の活動を通して、たくさんのお母さんや子ども達に、足の大切さを伝えてていける様に努力していきたいと思います。
第19期の学びは実技へ続きます
2日間のオンライン講義を終え、第19期の皆さんの学びは、オンライン実技と対面実技へ続きます。
講義で得た知識を、伝えること、測ること、見ることへとつなげながら、足育アドバイザー®の認定を目指します。
オンライン実技と対面実技の様子も、改めてご報告します。
足育アドバイザー®養成講座の内容や受講までの流れは、次のページでご確認ください。

