2025年5月25日に「足育基礎講座」をオンラインで開催しました。
今回は、福島、東京、神奈川から、保育士、理学療法士、リフレクソロジスト、歯科衛生士などリフレクソロジストなど多様な職種の方々が参加し、足を育てることの大切さについて学び合いました。

総論|足育とは?なぜ足育が必要?
当協会理事長の玉島麻理による「総論」では、協会の活動紹介とともに、足育の目的や背景を学びました。
「靴の選び方」「靴下の素材やサイズ」「履き方の工夫」など、日常の中ですぐに実践できる内容に、受講者からは驚きと納得の声が届きました。

以前受けた研修でも靴の選び方の大切さは聞いていましたが詳しく知ることができて良かったです。今後職場で靴の履き方も伝えていきたいと思います。

『なるほど!』と思うことが多くこの1時間だけでもたくさん学ぶことができました。
足指が使えていない子や扁平足の子などを診療で見ることが多いので、靴のサイズや履き方をチェックしようと思いました。

協会が今まで行ってきた取り組みを伺い、ご苦労もあったかとは思いますが、とてもエネルギッシュに様々な角度からアプローチされていることが分かりました。
靴選び、さらには靴下選びのポイント、子どもの足は軟骨で、合わない靴を履いていたり、履き方によって変形してしまうということを知り、ますます足の大切さ、足を健康に育てる正しい知識を伝えていくことが大事だと感じました。
解剖学|足の構造やアーチの役割
福本貴彦先生(畿央大学 健康科学部 理学療法学科 教授)による「解剖学」では、足の構造やアーチの役割など、足育の土台となる知識を学びました。
「足にも握力がある」「アーチの崩れは体に影響する」などの話に、新たな視点を得た方が多かったようです。

足の解剖について詳しく知ることができ、筋肉の大切さを改めて感じました。
また、なぜ扁平足がいけないのか、どうしてそうなってしまうのかも知ることができて良かったです。

足育で大切な部分にフォーカスした解剖学、とてもわかりやすく、今まで足もみの方で学んだことや、足育を独学で学んで得た知識がきちんとつながり、とても納得できました。
普段耳慣れない名前ばかりなのでしっかり覚えるのは苦戦しそうですが、動かしつつ、体感で覚えて、いずれ伝えるときの分かりやすさにつなげていきたいです。

同じ理学療法士として、今まで聞いたことのある話で再学習できたことや新しいことを学ぶことができたのでよかったです。
足趾把持と種々の相関関係についてはこれからも自分で調べてみたいと思いました。
足育学(幼児期)|子どもの成長と靴、運動の関わり
小野直洋先生(小野整形外科院長)による「足育学(幼児期)」の講義では、子どもの健やかな成長に必要な運動や、それを支える靴の役割について学びました。
調査データを通して、通園や通学における歩行の大切さや、日常の運動遊びや履き物が足に与える影響を実感しました。

良い子どもの靴の条件で特に重要と思われる8項目を詳しく知ることができ、すぐに実践していきたいと思いました。
バレーシューズ上履きなど毎日履く靴や徒歩通園など、生活習慣で様々な影響があることに驚きました。

実際に計測したデータを基にした話が多く、とても学びになりました。
靴に関してはもっと選び方が普及するといいと思いました。

テキストや本を事前に読むことで、理解が深まりました。
靴が合っていないお子さんが多いので、どのように伝えていくのが良いのか考えていく必要があると思いました。
受講後の感想

様々な足トラブルには原因があり、それを改善することで元気な足になることを学び、0歳からからだの土台となる足を正しい知識で育てていきたいと思いました。
今後も足育をさらに学び実践していきたいです。

先生方がとられてきたデータや実践、具体的な写真の数々、研究の分析などの裏付け、情報量の多さに必死についていこうとする1日でした。
学びが多すぎて消化するのに少し時間がかかりそうですが、自分の血肉にしたいと思います。
どのお話も、足が作られる時期の大切さを感じ、現状に強い危機感を抱きました。
今、この時期に足を育むことが、その子の一生を支え、QOLを変える重要なことなんだということ。
これを、きちんと大人は知るべきだと思いますし、子供にも意識を育てていかなければならないものだと感じました。

今回講座を受けさせていただいて、今までもっていた知識を再確認することができて良かったです。
また、今まで知らなかった知識も多く学ぶことができました。
特に幼児期の足に関してはまだまだ知らないことが多いと感じました。
子どもの靴に関して、以前から関心があったので、これからも靴について学んでいきたいと感じました。
次回の足育基礎講座について
次回の足育基礎講座は、6月18日(水曜日)に開催予定です(申込締切:6月4日)。
その後は、7月13日(日曜日)、8月27日(水曜日)にも開催を予定しています。
また、足育基礎講座を修了すると、2025年9月から10月にかけて開催される「足育アドバイザー®養成講座」の受講資格を得ることができます。
詳細は、次のご案内をご覧ください。