2025年の足跡

2013年2月に設立された日本足育プロジェクト協会は、2025年も「足を育む」という視点を大切にしながら、学びと実践を重ねてきました。

今年は、新たな事業がスタートすると同時に、これまで続けてきた講座や人材育成の取り組みが、より社会へと広がり始めた一年でもありました。

本記事では、2025年の活動を月ごとに振り返りながら、私たちの足跡をたどります。

2月 フットの日オンラインイベント「僕らの足育」

2月には、フットの日にあわせたオンラインイベント「フットの日 僕らの足育~人生を歩む足を育む~」を開催しました。

男性の足育アドバイザー®が登壇し、趣味や子育てを通して実践している足育について語りました。

第1部では、ロングトレイル1200kmを靴擦れゼロで歩き切った実践から、靴選びと履き方の重要性が共有されました。

第2部では、父親がわが子の足に目を向けて関わる子育てのあり方に、多くの共感が寄せられました。

フットの日オンラインイベント「僕らの足育」に参加した男性足育アドバイザーたちの画面表示

3月 2025年第1回 足育基礎講座

2025年最初の「足育基礎講座」をオンラインで開催しました。

足育基礎講座は、足育の考え方と、足育を学ぶための土台となる知識として「足のつくりとはたらき」「子どもの足の発達と靴選び」を学ぶ、協会の中心的な講座です。

この回を皮切りに、2025年は年間7回の基礎講座を開催し、36人に受講いただきました。

また、このほかに法人研修として医療機関からご相談をいただき、先方のご希望に沿って日程を調整し、1日の基礎講座を半日ずつ2日に分けて実施する機会もありました。

個人での受講に加え、現場のニーズに応じた形で学びを届ける機会が広がった一年となりました。

足育基礎講座オンライン開催時の講師と受講生の記念写真

4月 知って得する足育! 第1回 足から育つ未来のチカラ

足育をより気軽に学ぶことを目的に、「知って得する足育!」と題したシリーズ企画として、オンライン講座を開催しました。

第1回のテーマは「足から育つ未来のチカラ」。

協会理事長の玉島麻理が、14年にわたる足育教室での実践をもとに、家庭の中でできる足育や、足を育てることが子どもの未来につながっていく様子を、実際の成長事例とともに紹介しました。

足育は特別なことではなく、家にあるものの活用や、大人の関わり方を少し工夫することで取り入れられることを学ぶ機会となりました。

靴のサイズ確認について解説する講師の写真

7月~8月 #足を測ろう! 夏休み全国足育プロジェクト

7月から8月にかけては、全国で足計測を行い、足育の認知度向上を目指す「夏休み全国足育プロジェクト」を実施しました。

今年は、足計測会だけでなく、家族の足、仕事の中での足を測る場面も含めて、足育アドバイザーが足を測った様子をInstagramに投稿する参加型の取り組みとしました。

さまざまな立場の足育アドバイザーが、学んだ足育を日々の暮らしや仕事の中でどのように生かしているのかが伝わる企画となりました。

協会の公式Instagramのハイライトに活動の記録をまとめていますのでぜひご覧ください。

ハッシュタグ「足を測ろう」で投稿されたInstagramの一覧

8月 知って得する足育! 第2回 爪から始まる未来の一歩

8月の「知って得する足育!」第2回では、「爪」に焦点を当てました。

講師は、当協会の相談役として設立当初から関わっていただいている、看護師の足立恵美先生です。

高齢者のフットケアの現場で日々感じている経験をもとに、こどもの頃から爪を丁寧にケアすることの大切さや、爪のケアを通して生まれる親子のぬくもりとしあわせについてお話しいただきました。

爪やすりの使い方を解説する講師

9月 こども爪育初級講座 初開催

協会の新たな事業として「こども爪育講座」を立ち上げ、9月に「こども爪育初級講座」を初開催しました。

この講座は、こどもの爪の構造やトラブルの見分け方、日常の中でできる爪のケアについて学び、家庭や現場で安心して関われるようになることを目的とするもので、初級講座はオンラインでの開催です。

9月から12月まで4回の開催を重ね、21人に受講していただきました。

受講者からは、爪の正常範囲や受診の目安が分かりやすく、靴や靴下、生活習慣と爪との関係が整理されたことで、これまで断片的だった知識がつながったという声が寄せられました。

また、親の爪切りの習慣が子どもに影響していることに気づき、爪を「知ること」の大切さを実感したという感想も多く聞かれています。

子どもの爪トラブルについて答える講師

9月~10月 第18期 足育アドバイザー養成講座

9月から10月にかけて、第18期足育アドバイザー養成講座を開催しました。

今回は26人が受講し、医療、保育、教育、福祉、運動指導、フットケアなど、さまざまな立場の人が全国から参加しました。

養成講座は、オンラインと対面を組み合わせた構成で行いました。

2日間のオンライン講義では、足育の考え方や基礎知識を学び、日々の実践につなげるための視点を深めました。

オンラインでの実技では、受講生一人ひとりが模擬足育講座を発表し、相互にフィードバックを行いました。
伝える立場として自分の理解を整理し、足育をどのように伝えていくかを考える機会となりました。

10月には、大阪と東京の2会場で対面実技を実施しました。
足計測やフィッティングなどを実際に体験し、現場での活動を想定した実践的な学びを重ねました。

現在、受講生は認定に向けた課題に取り組んでいます。

養成講座のオンライン講義終了後の記念写真
養成講座の対面実技講習で、運動遊びを体験する様子
養成講座の対面実技講習で靴のフィッティング指導を受ける様子

11月 クラウドファンディング スタート

11月には、協会の新たな挑戦として「こども爪育×足育」プロジェクトのクラウドファンディングがスタートしました。

足育講座や足計測の現場で繰り返し聞いてきた
「もっと早く知っていればよかった」
という声を出発点に、こどもの爪と足を育む知識を、誰もが日常の中で実践できる形で届けることを目指しています。

本プロジェクトは、寄付の決済手数料を楓工務店(奈良市)が負担し、寄付金の全額が協会に届けられる「ならスマイルリレー」の認定を受けて実施しています。

年末現在もプロジェクトは進行中で、足育アドバイザーの協力を得ながら発信を重ね、じわじわと応援の輪が広がっています。

こども爪育×足育プロジェクトのクラウドファンディング告知画像

12月 知って得する足育! 第3回 上履き選びで未来を変える

「知って得する足育!」第3回として、上履き選びをテーマにしたオンライン講座を開催しました。

講師は、協会理事長の玉島麻理が務め、子どもの足の発達と上履きの役割、選び方のポイントを解説しました。

参加者からは、「知りたかった上履き選びの視点が整理され、納得して選べた」「商品が多様化する今だからこそ、正しい情報を知り、子どもの足に合っているかを見極める力が大切だと感じた」といった声が寄せられました。

本講座は、2026年3月末までアーカイブ配信を実施しています。

「知って得する足育」第3回で、上履き選びについて解説するオンライン講座の画面

2025年の実りを、次の一歩へ

2025年は、新しい事業が動き出す一方で、これまで積み重ねてきた講座や人材育成の取り組みが、少しずつ社会に根を下ろし始めた一年だったように感じます。

足育を広める担い手である足育アドバイザーが学びを深め、現場や家庭で足育を実践する人にとって、より身近で役に立つ存在になることを目指し、足育アドバイザーを対象としたお茶会や勉強会など、学びと交流の場を継続してきました。

その結果、足育アドバイザーの活動や発信に触れ、「自分も学びたい」と講座を受講する人が、これまで以上に増えています。

日本足育プロジェクト協会は、これからも「足を育む」という視点を大切にしながら、学びと実践をつなぎ、足もとから健やかな未来を育む活動を続けていきます。

2026年も、引き続きご関心とご支援をいただけましたら幸いです。

NPO法人日本足育プロジェクト協会

日本足育プロジェクト協会は、足、爪、靴、医療、介護などの「足に携わる業界の健全な発展」と「子どもから高齢者の健康で快適な生活」に寄与するために活動する特定非営利活動法人です。
当協会認定の足育アドバイザー®が全国各地で啓発活動を行い、足育の輪が広がっています。

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